育毛剤と発毛剤の違いをくわしく解説！あなたはどっちが必要？

薄毛が気になりはじめると、必要になるのが育毛剤や発毛剤。

「育毛剤と発毛剤ってどう違うの？」

「自分は育毛剤と発毛剤、どちらを使えばいいの？」

こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？

実は育毛剤と発毛剤には、はっきりとした違いがあります。

この記事では、育毛剤と発毛剤の違いと、それぞれどんな人に向いているのか、また、自分はどちらを選べばよいのかがわかります。

自分に合った育毛剤や発毛剤を選ばないと、効果が期待できないどころか、かえって頭皮にダメージをあたえることにも。

この記事を読んで、ぜひとも自分に合った育毛剤・発毛剤を選んでくださいね。

育毛剤と発毛剤の違い/育毛剤・発毛剤の目的

結論から言うと、育毛剤と発毛剤の違いはその目的です。

	育毛剤	発毛剤
分類	医薬部外品	医薬品
目的	生えている毛を育てる	あたらしく毛を生やす
主な成分	センブリエキス グリチルリチン酸ジカリウム エチニルエストラジオール などの育毛有効成分	ミノキシジル
対象となる原因	生活習慣の乱れやストレスなど	AGA（男性型脱毛症）
対象の薄毛の状態	薄毛の初期状態	地肌が目立つ薄毛
安全性	かなり高い	副作用が出ることもある

育毛剤の目的は、生えている毛を強く太い毛に育てること。

そのため、育毛剤に含まれる成分は、頭皮環境を整えて抜け毛を少なくするものが主流。

頭皮や人体への影響は少なく、ほとんどの場合安心して使うことができます。

一方、発毛剤の目的は、あたらしく毛を生やすこと。

そのため、日本で唯一発毛効果がみとめられている成分・ミノキシジルを配合。

厳密にいうとまったく毛のないところからは生えませんが、うぶ毛さえ生えていれば、そこから濃い毛が生える可能性があります。

ただ、ミノキシジルはもともと血圧をさげる降圧剤。

効果が強い分、頭皮やカラダに多少の副作用（ほとんどの場合、軽微なもの）がでることもあります。

自分の薄毛の状態にあわせて、育毛剤か発毛剤どちらがよいか選ぶようにしましょう。

育毛剤と発毛剤の違い/ヘアサイクル

薄毛は、生活習慣の乱れやストレス、男性ホルモンの影響など、さまざまな原因からヘアサイクルが乱れて起こると考えられています。

通常は4～6年ほどある毛髪の成長期が、ストレスや生活習慣の乱れ、あるいは遺伝や男性ホルモンの影響などで抜け毛の時期が早まり薄毛になります。

育毛剤は頭皮へアプローチ

育毛剤は、生活習慣の乱れやストレス、紫外線などで悪化した頭皮環境をととのえます。

睡眠不足やストレスでお肌が荒れることってありますよね。

頭皮ももちろんお肌。

頭皮が荒れると、そこに生えている毛髪も元気に育つことができません。

結果、毛髪の成長期がみじかくなり、抜け毛が増えて薄毛になってしまいます。

育毛剤には血行を促進して発毛をうながす成分も含まれていますが、おもな目的は、頭皮環境をととのえて毛髪の成長期を長く保つことになります。

発毛剤はあたらしい毛髪の生成を強力にサポート

毛髪は、毛根にある毛球でつくられます。

あたらしく毛髪を作るために必要な栄養（ケラチンというタンパク質）は、血液によって毛球に運ばれてきます。

当然、栄養が不足すると強くて太い毛を作ることができません。

発毛剤に配合されているミノキシジルは、強力な血行促進作用で発毛に必要な栄養をしっかり毛球に届けます。

結果、強くて太い毛が生え、自然に毛髪が抜けるまでの期間が長くなり、ヘアサイクルが通常の周期でまわります。　

育毛剤と発毛剤の違い/育毛剤がおすすめの人

育毛剤がおすすめなのは、薄毛の初期状態で若い方。

髪は20代からだんだん細くなっていきます。

薄毛の初期状態は、生活習慣の乱れやストレスなどで頭皮が乾燥したり、血行が悪くなっておこります。

デリケートな頭皮は、血行が悪くなると皮膚がかたくなったり炎症などのトラブルがおこることも。

頭皮にトラブルがあると、健康な毛髪が生えなくなってしまいます。

細くて弱い毛髪は、通常よりも早く抜け落ちてヘアサイクルが短くなり、結果、薄毛になります。

育毛剤は、生活習慣の乱れやストレスなどで悪化した頭皮をととのえる成分が豊富に配合されているものが多数。

今、生えている毛髪を、細くて弱い毛にならないようにするのが目的です。

また、育毛剤は天然成分でできているものが多く、はじめて使う方にも安心。

デリケートな頭皮に塗布しても、副作用の心配がほとんどありません。

薄毛の初期状態の方は、育毛剤で毛髪をしっかり守り育てるのがおすすめですね。

くわえて、育毛剤には薄毛の改善のほか、予防効果も期待大です。

ミノキシジルほどではないですが、血行促進の成分（センブリエキスなど）で毛髪の成長に必要な栄養をとどけることで、強くて太い毛を維持することもできます。

今後、「薄毛になるかも？」と感じたら、おもいきって早めに育毛剤で頭皮をケアしてもいいですね。

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育毛剤と発毛剤の違い/発毛剤がおすすめの人

発毛剤がおすすめなのは、薄毛が進行して地肌の露出が多くなっている方。

地肌が露出が多くなると、薄毛の原因がAGA（男性型脱毛症）だと考えられます。

遺伝や男性ホルモンの影響であるAGAは、育毛剤では効果が期待できません。

AGAには、発毛効果のあるミノキシジルを配合した発毛剤一択になります。

ミノキシジルとは…

高血圧症治療の内服薬の成分として1979年からアメリカで使用され始めましたが、治療中の患者に多毛が認められたことから、あらためて外用の発毛剤の成分として開発が進められ、ミノキシジル配合の発毛剤が医薬品として承認されました。

ミノキシジルは、毛包に直接作用し、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することによって発毛させることはわかっています。

出典：大正製薬公式サイト

ミノキシジルは、日本で唯一発毛効果がみとめられている発毛成分。

強力な血行促進作用があり、毛髪がつくられる毛球に栄養をたっぷりとどけて強くて太い毛を生やす効果が期待できます。

大げさに言えば、発毛剤はうぶ毛が生えていれば、そこからあたらしく太い毛を生やすことができます。

地肌が目立ってきても、そこにうぶ毛が生えていればあきらめずに発毛剤でケアしていきましょう。

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育毛剤と発毛剤の違い/注意点

育毛剤の注意点

育毛剤の注意点は、効果があらわれるのにある程度の期間が必要なこと。

育毛剤を使い始めて、すぐに毛がフッサフサ！なんてことにはなりません。

個人差はあるものの、少なくとも3か月間、できれば6か月間は続けて使いましょう。

育毛剤は、頭皮環境を整えながらヘアサイクルを正常にもどして育毛をうながします。

毛髪の成長速度は1か月で約1cm。

あたらしく生まれた毛が強くて太い毛に成長するまで、育毛剤でサポートする必要があるのですが、その期間が少なくても3か月、できれば6か月必要なのです。

育毛剤は長期間使用しても、副作用の心配がほとんどありません。

ですので、安心してできるかぎり長く続けて使ってください。

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発毛剤の注意点

発毛剤に配合されているミノキシジルは、副作用の心配があります。

多くの場合、頭皮のかゆみやフケなどの軽微なものですが、まれに頭痛や吐き気、動機や息切れなどが起こる場合があります。

経口薬（飲み薬）としてのミノキシジルは、全身に影響をおよぼすことから取り扱いは慎重に越したことはありません。

頭皮に塗布する発毛剤としてのミノキシジルは、過度に心配しなくてもよいですが、育毛剤よりは慎重に取り扱う方がよいでしょう。

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また、女性用の発毛剤は濃度の低いものを、未成年者には発毛剤は使用しないほうが望ましいですね。

育毛剤と発毛剤の違い/まとめ

育毛剤と発毛剤の違いは、その目的。

目的が違えば、向いている人もちがいます。

それぞれに注意点があり、自分の薄毛の状態にあわせて選ぶようにしましょう。

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