薄毛の原因としてよく言われるのが「ヘアサイクルの乱れ」。
薄毛に悩まれている方にはおなじみのフレーズですよね。
でも、そもそもヘアサイクルって、何?
ヘアサイクルが乱れるとどうなるの?
こんな疑問におこたえします。
ほとんどの薄毛の原因「ヘアサイクルの乱れ」についてくわしく解説。
記事の後半では「ヘアサイクルの乱れ」の対策や予防方法も紹介します。
ただしく対応すれば、ヘアサイクルの乱れも怖くありません。
ぜひ最後まで読んでください。
ヘアサイクルの乱れ/ヘアサイクルとは
ヘアサイクルとは、かんたんに言うと「髪の毛の一生」。
髪の毛は、同じ毛がずっと生えつづけているわけではありません。
あたらしい毛が生まれ、成長し、やがて抜け落ちて、またあたらしい毛が生えてきます。
この一連の周期がヘアサイクル。
人間は一生の間にヘアサイクルを何回もくりかえしています。
ヘアサイクルの周期
ヘアサイクルの周期は男性で約3~5年、女性で約4~6年。
つまり、髪の毛1本1本の寿命がその年数ということです。
この髪の毛の一生には、つぎの3つ時期があります。
成長期
あたらしく生まれた毛が、強く太くなり文字通り成長していく時期。
通常のヘアサイクルでは男性で約3~5年、女性で約4~6年ほどといわれ、髪全体の80~90%が成長期です。
通常は髪の毛のほとんどが成長期ということですね。
後退期
毛根の細胞分裂が衰退し、髪の毛の成長が止まる時期。
期間は2~3週間ほどで、髪全体の約1%ほどが後退期といわれています。
ブラッシングなどで引っ張ると抜けてしまう髪の毛は、ほとんどが後退期のものです。
休止期
細胞分裂が完全に止まり、毛根が小さくなっていく時期。
約2~3か月程の期間で髪全体の10~20%ほど。
このとき、毛母細胞はつぎのあたらしい毛を作る準備をしています。
ヘアサイクルの回数
ヘアサイクルは一生の間に15~30回くらい繰り返します。
計算すると、40代くらいでヘアサイクルが終了する人もいれば、一生ヘアサイクルを繰り返す人も。
かなり個人差がありますよね。
ヘアサイクルが終わってしまえば、残念ながらもう髪の毛は生えてきません。
できるだけ多く長くヘアサイクルが回るようにしたいですよね。
ヘアサイクルの乱れ/原因や乱れのサイン
ヘアサイクルが乱れると、ヘアサイクルの周期が短くなり薄毛がどんどん進行します。
ここからはヘアサイクルが乱れる原因をくわしくみていきます。
ヘアサイクルの乱れの原因
AGA
Androgenetic Alopeciaの略で男性型脱毛症のこと。
20代以降の男性によくみられる進行性の薄毛の状態で、額の生え際や頭頂部のどちらか一方、または両方とも薄くなっていきます。
一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
生活習慣の乱れ
食生活や睡眠不足、喫煙などの生活習慣の乱れがヘアサイクルの乱れにつながるケース。
生活習慣が乱れると、血行が悪くなったり細胞の活力が衰えたりします。
その結果、あたらしく生まれる髪の毛にも活力が無くなるため、当然抜けやすく薄毛に。
また、喫煙は血管を細くしてしまうので、やはり血行が悪くなり薄毛が進行します。
ストレス
ストレスを強く感じ続けると、自律神経が乱れ、交感神経が優位な状態が続きます。
交感神経が優位の時は脳の血管が収縮し、血行が悪くなります。
血行不良によって髪の毛を作る栄養が不足し、やがて薄毛になります。
栄養不足
生活習慣の乱れの一部ですが、髪の毛を作る材料を充分に摂らないと強くて太い毛はつくれません。
栄養が不足した髪の毛は当然弱くて抜けやすくなり、ヘアサイクルの乱れの原因になります。
髪の毛を作る主な栄養はつぎの3つ。
- タンパク質
- ビタミン類
- ミネラル
これらはとうぜん食事から摂る必要があります。
バランスの良い食事はからだの健康はもちろん、髪の毛の健康にも重要です。
毎日3食、バランスのとれた食事を心がけましょう。
加齢
ヘアサイクルは加齢により乱れることも。
年齢を重ねると、体のあちこちがおとろえてきますよね。
おなじように髪の毛をつくる活力もおとろえてきます。
こればっかりはだれも避けようがありませんが、意識してケアすることで加齢によるヘアサイクルの乱れをすこしでも抑えることができます。
頭皮環境の乱れ
あまり言われていませんが、頭皮を清潔に保たないとヘアサイクルは乱れます。
頭皮が不潔だと、保湿が不十分になり炎症や血行不良をおこします。
また、頭皮が硬くなってしまうとヘアケア溶剤(育毛剤や薬用シャンプーなど)が奥まで浸透せず効き目が悪くなり、ヘアサイクルの乱れを正常化するのが困難になります。
乱れのサイン
ヘアサイクルの乱れはほとんどの場合、すこしずつ進行します。
なので、なかなか気が付きにくいのも事実。
また、なんとなく気が付いていても「認めたくない」という心理がはたらいて、放置してしまうこともあるでしょう。
ヘアサイクルが乱れてきたサインは、おもに次の2つ。
- 1日100本以上の抜け毛がある
- 細くて弱い毛が増える
正常なヘアサイクルでは、1日平均50~100本の抜け毛があり、そのうち60%ほどが洗髪時に抜けます。
肌感覚では、100本程度の抜け毛ならそれほど目につかないくらいの量です。
お風呂場や洗面台の排水溝にちょっとたまっている感じですね。
しかし、枕もとの抜け毛がいつもより多いと感じたり、排水溝がすぐにつまりそうな量の抜け毛だったりすると要注意。
さらに抜けた毛が細くて弱々しかった場合は、ヘアサイクルが乱れている可能性が大です。
認めたくない気持ちはわかりますが、手遅れになる前に対策しましょう。
ヘアサイクルの乱れ/対策と予防
対策
ヘアサイクルが乱れたら、原因に応じてとれる対策をとりましょう。
手っ取り早くとれる対策はおもにつぎの4つ。
- 生活習慣を見なおす
- 食生活の改善
- しっかり睡眠をとる
- ストレスをためない
すぐにできる対策は、基本的に生活習慣の見直しです。
原因の章でも述べましたが、生活習慣の乱れはヘアサイクルに大きくかかわってきます。
自分のこころがけで改善できることなので、生活習慣をしっかり見つめなおしましょう。
- 生活のリズムを安定させる
- しっかり睡眠をとる
- ストレスをためない
- 栄養をしっかり摂る
髪の毛に必要な栄養として具体的な食物は、
- 肉・魚・卵・牛乳・カキなど
- わかめ・昆布・ひじきなど
- にんじん・かぼちゃ・ほうれん草などの緑黄色野菜
- ナッツ類
- オレンジ・レモンなどの柑橘類
などがおすすめです。
タンパク質やビタミン類、ミネラルをしっかり摂っていきましょう。
ただし、栄養も偏った摂り方をすると逆効果。
肉をたっぷり食べたくなりますが、バランスを考えましょう。
ヘアサイクルの改善には時間がかかる
一度乱れたヘアサイクルを改善するには、それなりに時間がかかります。
加齢も進み、自分の力だけではなかなかもとに戻らないこともあるでしょう。
そんなときは、育毛剤やサプリメントでのサポートがおすすめです。
とくに、遺伝による薄毛の可能性のある方には有効。
生活習慣の見直しだけでは改善が見込めません。
AGAの疑いがある場合は、育毛剤・発毛剤を使う、または専門医を受診するなどの対策が必要です。
ヘアサイクルの乱れを改善する育毛剤・イクオスEXプラスの口コミを見る。
AGAに効果的な発毛剤・リアップX5プラスネオの口コミを見る。
予防
ヘアサイクルが乱れないように予防するのも、生活習慣の見直しがキホン。
とくに喫煙や栄養不足は、薄毛だけでなくカラダ全体に影響をおよぼすので気をつけたいですね。
ヘアサイクルの乱れが原因の薄毛は、早くて20代ごろから。
一般的には30~40代から目立ち始めます。
大人になってからカラダに負担のかかる喫煙や栄養不足は、だんだんとリカバリーしづらくなってきます。
しっかりと栄養を摂り、睡眠不足やストレスをためずにヘアサイクルを守っていきましょう。
また、遺伝的に薄毛のリスクの高い方は、予防として早めに育毛剤をつかうことも効果的です。
ヘアサイクルの乱れの予防に効果的な育毛剤・イクオスEXプラスの口コミを見る。
ヘアサイクルの乱れ/まとめ
薄毛の原因としてよくいわれるヘアサイクルの乱れは、仕組みをしっかり理解し生活習慣を見直すことで予防することができます。
また、一度乱れたヘアサイクルも生活習慣を見直すことで改善。
育毛剤やサプリメントを併用するとさらに効果的です。
なかにはAGAのような遺伝が原因のヘアサイクルの乱れもあり、発毛剤や専門医の治療が必要なケースもあります。
すこしでも薄毛が気になりだしたら、見て見ぬふりをしないでまずは生活習慣を見直しましょう。
ヘアサイクルの乱れの対策や予防に効果的な育毛剤・イクオスEXプラスの口コミはこちらからごらんください。
また、イクオスEXプラス以外のおすすめ育毛剤の情報は【育毛剤のおすすめ】男性用・女性用・市販品を効果やコスパでランキングからどうぞ。
コメント